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2008年12月27日 (土)

『こうして私は世界No.2セールスウーマンになった ―「強運」と「営業力」を身につける本―』和田裕美著、ダイヤモンド社

目次
プロローグ
第1章 営業は単純なほうが成功する
第2章 成功者は走り出してから考える
第3章 チャンスの神様は前髪しかない
第4章 やったことは必ず返ってくる
第5章 上ることさえ継続すれば

今は、ペリエ社長の和田さんの著書。現在のペリエを立ち上げる前の職歴にあたる、日本ブリタニカでの”奮闘記”とでもいうべき書です。今の和田さんを私から見ると(といっても過去3回くらい、講演会・セミナーでお見かけして、お話を聞いたことがある程度ですが)、バリバリ営業していて、そして、本のタイトルにあるように、ブリタニカで世界No.2の売り上げをあげるほどの営業ウーマンだったようには、(失礼ながら!)とてもそのようには見えないのですが……。

和田さんは、ブリタニカに入社する前は、営業の仕事などやったこともなく、また、営業の仕事に自信があったわけでもなかった。まずは、「お金が欲しかった」、そして「何をやっても中途半端な人生で終わりたくなかった」。そこから物語が始まります。

日本ブリタニカの求人広告には「学歴、経歴は問いません。週給8万9000円」と書かれていた。これを見て、会社説明会に行って、
「意味なく、条件なく、わくわくしていた」、「なんだか不安もあったけど、不安よりもわくわくの方が大きくて、……」、そして、そのときの和田さんのたった一つの取り柄が、「とりあえずわくわくしたらやってみること」だったことから、入社を決めます。フルコミッション(歩合)の営業の仕事です。

はじめての営業ですから、最初から売れるわけではありません。でも、手探りで自分なりに営業のスタンスを身に付けていきます。
「営業という仕事は、感謝される嬉しさ、ありがとうの心地よさ、を得ることができる仕事」ということを知ることになりました。

そこから、出世の階段を上がっていきます。どんどん上がっていって、最後は、代理店として独立。支社長にまでなります(代理店になって一番売り上げが上がった月は700万円ものコミッション!)。でも、その後、アメリカ本社では、当時の百科事典事業が不振となり、オーナーが変わって、そして、日本の代理店制度が廃止となりました。結局、独立して代理店をもっていたのは1年間くらい。それからは、本社の正社員。ブリタニカが(事実上)日本撤退する前には、また営業部長にまでなっていました。でも、ブリタニカでの経歴はそこまで。そこで一旦、築き上げてきたもの、収入、地位、名声をすべて失ってしまいます。

24歳で日本ブリタニカに入社してから、30代前半までの間に、代理店の支社長、本社正社員での部長を経験するまでの経緯は、まさに、波瀾万丈です。和田さん自身も書いていますが、お金では買えない、”貴重な経験”とも言えます。

本を読んでいて、あの華奢なイメージの和田さんとこの本の主人公を重ねながら読むわけですが、なんか感動します。でも、和田さんは外見、華奢そうにみえるけど、やっぱり、経験に裏打ちされたタフな方なのだと思います。そのギャップも和田さんの魅力だと思います。


あと、本の中で心にひっかっかったフレーズをピックアップしておきます。

・二兎を追うものは三兎を得る(p38)
・「2つあっても1つしかできない」と言っている人は、ずっと一生、その人自身の考え方を変えない限り、それはずっとできないのです。できないって決めたのはだれでもなく彼自身だからです。1つのことに頑張れる人って、実は頑張り続けると余裕が出てきたり、時間をうまくつかえるようになったり、つまりどんどん要領がよくなって容量が増えるわけなので、だから両立できて、さらにもっとできるようになるってことなのです。 Aも欲しい、Bも欲しい、そうやって頑張るとCまでが手に入る。(p40)
・「二兎を追うものは三兎を得る」を実践するためには、「いらないものははずしていく」(p41)
・私が意識的にはずして、非常に効果があったのは、2つあった;
 (1)自分にとって悪影響があったりネガティブな人との時間をはずすこと。
 (2)悩んでいる時間をはずすこと。(p43)
・私だったら、辛いとき、こう思ってるんですよ、「こんな状況から少しでも脱出できそうなきっかけだったら、どんなきっかけでもとりあえずつかんでみる価値はある!」(p52)
・これが限界で無理だと思っていた人が、なんか「できそう」って思ってくれて、私なんかの言葉に賛同して自分の可能性を信じてくれたら――私はこれがいちばんハッピーなんです。だってね、そんなふうに前向きに変わるってことは、これからの人生が全部変わるってことなんです。(p55)
・「成功者は走り出してから考える」 成功する人は条件をクリアしてから進むのではなく、とりあえず進む。そして進みながらそのつどそのつど解決していくということです。(p58)
・わくわくすれば人は動く(p61)
・いったんわくわくしたら、その未来をできるだけ口にしていろいろな人に話したほうがいいと思います。いろいろな人に伝えることによって、その言葉を自分自身も何回も聞くことになり、さらにわくわくが広がってくるからです。さらに、そのわくわくをもらって伝染してしまった人は、また、他の人にもなんか話したくなるので響いて伝わっていきます。(p63)
・お金が欲しくてこの世界に入ったけれど、途中からその目標であった「お金」は、私の「仕事を頑張る」動機の1位ではなくなり、人から「おめでとう」と言ってもらうこと、「すごいね」と言ってもらうこと、「ありがとう」とお客さんに言われることのほうが、身体がぞくぞくするほど嬉しかったのです。(p70)
・出会う力というのは1回使い切りでなく、一度やってくるとそれがまた新しい出会いを運んでくれるんです。(p74)
・結果も大切だけどプロセスのほうがもっと大切です。 無理かどうかは、絶対にやってみないとわからないんです。もしかしたら達成できないかもしれない。だけど、それよりも挑戦すること、そのプロセスを経験することがもっともっと大事だって思うんです(p77)
・「結果が出て当たり前」と思っている奴には結果が出る。これを息を吸って吐くように、当たり前に無意識にとりこんだらすごいことになる。(p88)
・「やっぱり」が現実になるのなら、「やっぱりうまくいったな」と思えるようにならないといけません。だから、毎日が楽しくてわくわくして生きたい人は、自分勝手に「私って運が強いもの」って思っていないといけないのです。どんなことがあっても、「それっていい経験だ」と胸をはって言えるようになって欲しいのです。(p95)
・私の口癖は、「私、強運なんです」と、「これできっとよかったんだ」という言葉です。 こう言っていると、本当に強運になれます。(p96)

・ゴールを見つけたら期限を付けてスタートする。イメージだけではだめ。(p125)
・「わくわく」は究極の「強運マインド」にリンクすると言ってもいいのです。つまりは、「自分の未来に起こることがすばらしいと思える」と「わくわく」できるのであって、そう思えると、先に進む不安がないので、……。だから、動ける。前に向かって動ける。「わくわくすると人は動く」というのは、そういうことなのです。 ここで大切なことは「わくわく」だけではいけないということです。「わくわく」して「動く」ことができてはじめて、その「わくわく」に100%、必ず向かっていけるんです。(p127)
・事実は1つで考え方は2つ(p128)[→陽転思考という言葉は出てきてません]
・チャンスの神様は前髪しかありません。目の前に来たときにつかまないと、後ろから追いかけても髪の毛がないから、やっぱりって思ってもつかめないのです(p156)
・動けば変わる(p164)

・人間って不思議なものです。 見方を変えると、今まで見えていなかったことがどんどん見えるようになります。…… 相手を変える努力より自分の見方を変えることがいかに簡単かということです。(p181)
・私が話していてわくわくするときは、相手が自分の今話している話を一生懸命聞いてくれているときです。(p197)
・相手のわくわくを持続させることができるって嬉しいことだと思いませんか。(p199)
・「目の前にやってきたことは、やっぱりつかまないと後悔しそうだな」 私は決心します。一度決心すると、やはり進んでみたい気持ちがわくわくといっしょにどんどんふくらんでいくようでした。(p220)

・大きな目標を掲げて「こうなるぞ!」と追いかけるタイプではなく、目の前のことに夢中になって、一つひとつの階段を上がっていくことだけ考える。下りることさえしなければ、上ることだけ継続すれば、ごくごく当たり前に、ごくごく普通に上に上っていける。迷うことさえなければ、必ずそこにたどり着いてしまう。(p221)
・会社の幸せの延長線上に自分の幸せがあるんじゃないよ、自分の幸せの延長線上に会社の幸せがあるんです。 だからやることを全部自分の経験で、自分の評価につながるから、自分がまずハッピーになること。自分のハッピーがあっての仕事の成功だから。(p234)

以上です。

ずいぶん、書き出してしまいました。最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

こうして私は世界No.2セールスウーマンになった
ダイヤモンド社
発売日:2004-11-19
おすすめ度:4.5

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コメント

haruさん、こんにちは。
そして、明けましておめでとうございます!

昨年は、お世話になりありがとうございました!

「こうして私は〜」読まれたんですね^^
和田さんは確かに一見、華奢に思えますが、
「わくわく」で質問に答えて頂いた時の和田さんの迫力は
もの凄かったんですよ〜

私も新年の1冊目として、またこの本を読み返してますよ。

今年も、どうぞよろしくお願いします。

ペンギンオヤジさんへ

あけましておめでとうございます。
年始1発目のコメント、ありがとうございます。

>「わくわく」で質問に答えて頂いた時の和田さんの迫力はもの凄かったんですよ〜

それは、舞台から真近のS席(高価なS席?)だから、より感じることができたのでしょうね。1/17も、また、迫力、味わってきてください。

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

こんにちは!和田裕美の会社で働いているスミタです。
「こうして私は~」をお読みいただきありがとうございます。

内容を細かく箇条書きしていただいて、私も和田のいろんな側面を再発見できました!
最近少しご無沙汰だったので、こうして私は~を読み返してみますね(笑)

せっかくご紹介いただいたので、和田のブログでもご紹介させていただきますね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

スミタさんへ

ちょっとだけご無沙汰しています。
わくわく2008東京と12/4のChabo!の会でお会いしてると思います。

今度の1/17には、残念ながら参加できませんが、わくわく2009にはまた行きます!

和田さんのブログで紹介していただけるのですか。うれしいです!

ありがとうとざいました。

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