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2009年3月

2009年3月29日 (日)

『日本人が知らなかったETF投資』カン・チュンド著、翔泳社

目次
序章 広く世界を見てみよう―収益の機会を求めるということ
第1章 なぜ今、ETFなのか?
第2章 ETFを選ぶ楽しみ
第3章 ETFを大胆に配分してみる
第4章 ETFのリスクの抑え方
第5章 ETFを活かしたポートフォリオ
第6章 ユニークなETF

著者は1月のインデックス投資ナイトにも出演されていた、カン・チュンドさん。

本書は、ETF(イー・ティー・エフ)という金融商品の説明とそれを使った資産形成について書かれた、ETF投資の入門本です。

主に、基本の第1章から要点を拾ってみたいと思います。

□投資の道具はたったの2つ
投資を行う道具は、次の2種類しかない
・個別銘柄(単品)
ファンド(パック商品)
株式を例に挙げると、個別銘柄とは、トヨタの株式を買うか、ソニーの株式を買うか、という単品のイメージ。一方、ファンドとは、個別の株式を「大きな風呂敷」に詰め込んだ、ひとつの「パック商品」。ファンドは、日本では投資信託とも呼ばれる。
個別銘柄を選択するかファンドを選択するかで投資の方向性が決まる。
投資を、リスクを抑えたシンプルなものにしたいのなら、投資の道具はすべてファンドにすべき。

□市場の平均点をそのまま買う
市場の平均点をそのまま買ってしまう商品、それが(ファンドの中でも)インデックス・ファンドといわれるもの。インデックス・ファンドは、市場そのものに投資を行うので、ファンド自体は株式を選ばず、ひたすらマーケット全体の流れに身を任せるだけ。インデックス・ファンドを選んでしまえば、他の何十、何百というファンドに目配せをする必要がなくなる。
市場の平均点そのものに投資を行う方法をインデックス運用という。

□インデックス運用の効用
・細かいことを気にせず、投資を大枠で捉えることができる。
・あれこれ情報をチェックしたり、気を揉んだりする必要がない。
・自分のお仕事、家族との時間を優先させることができる。
・投資とつかず離れずの関係で、気長に付き合うことができる。

□ETFの基本
インデックス運用を実践するためには、ETFを買う方法と、インデックス・ファンドを買う方法がある。ETFの中身はインデックス・ファンドそのものなので、両者の違いはごくわずか。異なる点は、ETFは株式市場に上場しており、通常のインデックス・ファンドは、上場していないという点。
ETFの正式名称は、Exchange Traded Fund、すなわち「取引所で取引されるファンド」という意味。

ETFの区分け(と売買するときの通貨)
・海外ETF;海外の株式市場に上場するETF(アメリカドル建て、香港ドル建て)
・国内ETF;日本の株式市場に上場するETF(円建て)

□ETFのメリット
(1)いろいろな選択肢がある
 毎日値段がつき、「平均点」を確認できる資産であれば、理論上どんな資産でもETFという器に入れることができる(株式ETF、債券ETF、不動産ETF、商品ETF、…)。
(2)銘柄の分散ができる
 ETFはファンドそのものであり、自動的に銘柄の分散を行ってくれる。
(3)いつでも値段がつく
 ETFは個別株式と同じように、リアルタイムで値段がつく。
(4)品揃えが豊富
 ETFは世界中でその本数を増やしている。
 日本で購入できる海外ETFは81本、国内ETFは42本。
 本来なら、国内の証券取引所を通じて、多種多様なETFを購入できるのが理想だが、現状は、ETFの取り扱い本数、その多様性においても、海外ETFが優位。

※海外ETFの利点は、売買高が豊富なETFを擁する海外のマーケットに直接アクセスできることにある。ETFが株式市場に上場して何年もたっていること、また、売買高が多いということは、そのETFが存続する可能性が高いということになる。
忘れがちではあるが、インデックス運用は、長い時間スパンで継続してこそ、その成果が最も期待できる作業なので、保有するETFが10年後も元気に存在し続けることはとても重要なことである。

(5)圧倒的にコストが低い
ETFは、究極の省エネ&ローコスト商品。

□ETFのデメリット
・分配金を自動的に再投資できない。
・ETFは通常のインデックス・ファンドに比べてバイアイ金額が高いため、毎月ベースでの積み立て投資には向かない。

◆第2章以降では、具体的なETFの銘柄が紹介されていて、また、第3章以降では、資産配分(ポートフォリオ)についても、具体的に提案されています。数十万円くらいの余裕資金があれば、すぐにもETF投資が始められそうです。

◆投資といえば、リスクについて触れないわけにはいきませんが、リスクについては次のような記述があります(p136~137)

投資とという作業をしっかり定義してみますと、「投資とは、不確実な未来に向けて、あなたのお金とエネルギーを注ぎ込む行為」ということになります。…(中略)… リスクを引き受けるとは、「勇気があるか、ないか」ということなのでしょうか? いいえ、そうではありません。投資におけるリスクとは、決して「克服」するものではなく、上手に手なずけて「共存」するものなのです。…(中略)… 私たちに唯一できる、リスクとの共存の仕方は、「時間を味方につけること」です。具体的に言いますと、市場が変動する波(リスク)を、「時間」という澱の中に閉じ込めてしまうのです。長い「時間」の中でやがてリスクは沈殿し、発酵し、その姿を変えていきます(つまり、リスクは捉え方によって、その姿を変えるものなのです)。

◆最後に、ETFを活かしたポートフォリオについて、の総括(p140)

(前略)… 自らのポートフォリオを、ある程度の時間をかけて作成したとします。そのあと、わたしたちはいったいなにをするのでしょうか?
 答え)何もしなくてよいのです。
あなたがすべきことは、モニター(監視)と、1年に1度のバランス調整のみです。…(中略)… 
 ここまで読んでいただくと、もうおわかりですよね。投資とは、あなたが想像する以上に「退屈な行為」なのです(まさに、バイ・アンド・ホールドの世界です)。そこには、短いスパンで発せられる情報には一瞥もくれない、クールな姿勢があります。あなたのポートフォリオは、強固な意志を乗せて、身じろぎもせず、ただゆっくりと時を刻むだけなのです。

◆カン・チュンドさんの晋陽FPオフィスでは、「マネーの缶詰めスクール」というセミナーを開催しているとのこと。このセミナーを、受講してみたくなりました。スケジュールを調整せねばなりません…。


日本人が知らなかったETF投資
翔泳社
発売日:2008-08-30
おすすめ度:4.5

2009年3月 8日 (日)

千葉智之さんのビジネス選書セミナー『出逢いの大学』

3/5(木)に開催の
ビジネス選書セミナー
『出逢いの大学-普通のサラリーマンのための黄金人脈術-』
講師 千葉智之さん
に参加してきました。

講演時間は100分超(でしたが、今回の記事はコンパクトに書きます。もう週末も終わりになっちゃうので(汗))

千葉さんは、現在も、普通?のサラリーマンをやっていて、本も出版し、今回のような講師もしているという、2足のわらじの生活。イベントなど企画するのは、集まった人・出逢ったからの反応(リアクション)がもらえるから、それが楽しくてしょうがない、という感じでした。

今回のテーマは、人生には人脈が大事、その人脈をどうやって作っていくか、ということについてでした。

最初に導入で、”なぜ人脈か”、の話がありました。千葉さんが、サラリーマンをしばらくやっていてある時期、”その先の将来に対する漠然とした不安”を抱えたそうです。それを解消しようとまず考えたのが、(皆が考えるであろう)”資格取得”。でも、資格をとってみても、その不安は解消しない。資格をとっても、その証明書の紙を1枚もらったところで、将来が見えてくるものではなく、不安が解消するものでもなかった。そして、たどり着いたのが「人とのつながり=人脈」、というわけです。千葉さんに言わせると、”人脈力はビジネスマンのための不安解消特効薬”だそうです。今の会社に勤められなくなったとしても、自分を雇ってくれそうな人の顔が何人か浮かぶ、そんな人脈が、会社べったりでなくてもよい、と気持ちを楽にしてくれる、という意味。

講演の大半は、”人脈を作るための「ちばとも流4 STEP”の説明でした。とても気さくな話しぶりで、冗談も交え、とても楽しい講演でした。

ちばとも流 4 STEPとは、

STEP1 人脈の重要性を腹に落とす
 人脈の大事さ、をしみじみ理解する、という意味。腑に落ちるというか、”腹に落とす”という表現を使われていました。
 (1)環境が人をつくる
 (2)個人の時代がやってきた

STEP2 とにかく好奇心をもって動く
 一流になるためには、誰よりもたくさんの人と会う。どうやって本物の人脈をつくるのか。ポイントは、2つ。
 (1)見返りを期待しない
   (勝間さんの)GIVEの意味と同じ
 (2)好奇心を持って動く
   はじめは「質」より「量」。でもそうやって出逢いの量をこなしていくと、必ず、「量」が「質」に転換する瞬間がある。

STEP3 会を主催してみよう
 常に新しい水が入る仕組み(新しい出逢いができる仕組み)をつくる。
 STEP3からは、人脈作りの中級編。

STEP4 人が集まる人になる
 自分ブランドの構築は必須。
 人の輪の”ハブ”になるだけでなく、”コネクタ”にもなるように。
 「自分を磨きましょう。」

最後に
 チャンスは人に乗ってやってくる
 インターネットはツール、実際には会うことが大事。

このあとQ&Aが時間が少しありました(詳細省略)。


出逢いの大学
東洋経済新報社
中川 ミナ(イラスト)
発売日:2008-05-15
おすすめ度:4.0

2009年3月 1日 (日)

『断る力』刊行記念 勝間和代さん講演会

2/25(水)開催の
第51回 紀伊國屋サザンセミナー
『断る力』刊行記念
勝間和代講演会&サイン会
「断る力」をつける――私の人生が変わった瞬間
に参加してきました。

講演が約60分、Q&Aが約20分、その後サイン会というスケジュール。

『断る力』は2/18(水)発売で、発売間もないのですが、すごい勢いで売れているとのこと(この1週間の売行きは、過去の勝間本の売れ行きを超える勢い)。

今日の勝間さんは、『断る力』の表紙の写真と同じ衣装の白のスーツで(コスプレで)登場!

まず、最初に恒例の勝間さんからの2つの質問:
(1)もう既に『断る力』読み終えている方?→1~2割位の方。
(2)勝間さんの講演会に初参加の方?→5割以上。(もっとリピーターが多いかと思っていたが、初めての方が多かったです。いずれにしても、紀伊國屋サザンシアター(約400名)満員です。)

勝間さんも10年ほど前は、なかなか「断る」ことができなかった。そこから抜け出せたのが31~33歳頃。具体的にどうやって断るのか、なぜ断らないといけないのか、それにはどういうメリット・デメリットがあるのか、ということを全部理解したうえでないと、うまく断ることはできないと思う。当時読んだ本や受けたアドバイスでは、そのあたりがクリアにされていなかったので、うまく「断る」ことができなかったかのだと思う。そこの頃、こういうことを知っていればもっとうまく「断る」ことができただろう、という思いで書いたのがこの本。
中心の読者の想定像は、30代前半の方。

1.
□講演内容
1.「断る力」誕生の背景
2.「断る力」のエッセンス
3.あなたにも、身につく「断る力」
4.本での社会貢献(Chabo!)
5.質疑応答

2.
□『断る力』誕生の背景
・きっかけはくらたまさん(「だめんず・うぉ~か~」の漫画家 倉田真由美さん)との会話から
 *「ムギさんって、ほんと、同調志向ないよね」「それってすごく日本人ではめずらしい」
 *勝間さんも「空気は読む」が読んだ上で、無視していいものは無視している。
・当初の題名は「人に嫌われることを恐れるな」
 *どのように振舞ったときに、人に嫌われるリスクをとったとしても、実際には自分の成長になり、相手の成長にもなり、お互い気持ちのよい長期的な関係が築けるか、という本にするつもりだった。
・そこから、編集の皆さんとブレストをしたりして、最後には書店に行って、実際に売っている雑誌や本を見て、どうもみんなが欲しがっているのに、「この本ないよね」と見つけたのが、この「断る力」というテーマ。

3.
□「断る力」の意味
・断る力とは、自分で主体性を持って、時間の使い方をリードし、決断をしていくこと。
・「断る」の「断」は「決断」。ここでいう「断る力」は決断力に近いもの。
・自分の時間の使い方は、自分で決めよう!→ 断る力
・自分の人生は、自分でしか決められない。
・努力は、使った時間の関数でしかない。(何か自分が達成したいことについて何時間時間を使っているか、これに尽きる。)
 *自分の努力、すなわちどこに時間を使うかということについて、集中をさせるというのが「断る力」の意味。
・幸せの定義:
他人が喜んでくれた総量が自分の幸せ。他人が喜んでくれた総量とは、喜んでもらった人×1人1人が喜んでくれた量の掛け算で決まる。自分がどこ対してどんなの努力をすればよいかは、自分以外の1人でも多くの人が人がたくさんの幸せを感じてくれるかということを考えると自ずとわかってくる。
・自分が得意なことに特化して、得意なことを1人でも多くの人が1人でもたくさん幸せになれるように成果を出していなければならないというのが、この幸せの方程式の考え方。
・自分の力をどこに費やすのか、どこ集中させるのかということを考えていかないといけない。

4.
□『断る力』のエッセンス

・総論「断る力」の圧倒的効用を理解する
 *この本の約半分を占めるのが、この総論。
 *市販の本では、断り方の具体的なテクニックについては書いてあるが、なぜ断らないといけないのか、断ることのメリット・デメリットについてはほとんど書いていない。これについてかいたのが、この総論。
・ホップ~自分のゆるぎない軸を持つ
 *自分の軸がしっかりして、自己評価がしっかりしていないと、何を断るべきなのか、なにを断らないべきなのかがわからない、はっきりしない。
 *なので、自分の得意なこと・不得意なこと、やりたいこと・やりたくないこと、を考えて、判断する軸を持っていることが必要。
・ステップ~相手への建設的な影響力を発揮する
 *断るときは、断ることがプラスになるというぐらいの発想で断らないといけない。
 *都合が悪くて断る場合、代替案を作っていくこともひとつの手。
・ジャンプ~「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る
 *断る力を行っていくと、自分の得意なこと・不得意なことがはっきり分かれてくる。このとき、これらすべてを自分ひとりで解決するのは無理。チームを作って、どこまでは自分がやって、どこからは他人に任せて、ということを組み立てていくか。

5.
□総論「断る力」の圧倒的効用を理解する

・断ることへの最大のバリアは「これまでこれまでの習慣・考え方」。いざ断ろうとすると、すごく怖い。
 *認知行動療法を参考に考える。認知をして、その断るということが自分にとってどういうメリットがあるのか、ということを理解すると、行動に移しやすい。
 *なぜ断ることができなくて、それにどんなメリットとデメリットがあるのかについて論じている。
・コモディティとスペシャリティ
 *コモディティとは汎用品。コモディティの人は、汎用品の人だから取替えがきく人材のこと。
 *コモディティな人材は、発展途上国では重宝であるが、先進国においてはリスクである。
 *なので、スペシャリティになることが大事。
 *個性を発揮させる考え方。イネスさん(『世界一の美女の創りかた』の著者)が、どうやってミス・ユニバースをつくるか。
・「子どもサッカー」をプレイしない
 =広場で目の前のボールをひたすら追うだけ。戦略もなにもない。
 →「断る力」がないと、頼まれごと、みな同じことをするだけになってしまう。過当競争、価格競争になってしまう。そして、疲弊してしまう。
・「嫉妬」を恐れない
 *嫉妬を恐れるがあまり、自分たちが子どもサッカーをプレイしてしまったり、コモディティからスペシャリティになれないと、結局、自分自身が苦しくなってしまう。
・私たちは自分の扱い方を人に教えている
 →結局、自分がどのように振舞うのか、相手の言うことにただ従うだけの私たちというのは相手にとって単に都合のいい人になってしまうだけ。わざわざ相手に対して、自分の扱い方を、断らないということで教えてしまっているということになる。

6.
□シゾフレ人間・メランコ人間
・和田秀樹さんの命名。
・和田秀樹さんは、若年層に、シゾフレ人間と呼ぶような同調型の人間が増えてきていることを強い懸念を持って指摘している。シゾフレ人間とは、自分の考えではなく、他人の考えに全部影響されてしまう人たち。
・和田さんに尋ねてみたところ、わざわざ本を買って、このテストを受けるような人は、十分メランコの素質があるはずとのこと。

7.
□アサーティブの4つの柱
・アサーティブ:気持ちのよい自己主張。相手と自分の間に長期的なよい関係性を作っていくための手法。
 *誠実(自分の気持ちに気づいて、ごまかさないこと)
 *率直(気持ちや要求を伝える時は、相手にきちんと伝わる形で行うこと)
 *対等(自分を卑下したり、相手を見下したりしないこと)
 *自己責任(自分の行動の結果をすべて、自分で引き受けること)

8.
□ホップ~自分のゆるぎない軸を持つ
・自己評価に始まって、自己評価に終わる。
・客観テスト
 *ストレングスファインダー など
・自分はどういう人間で、自分の得意なことは何なのか、不得意なことは何なのかということ考えて、時間配分を行って、とにかく、自分が得意なことに時間を使わないと幸せにはなれない。
・自分に責任を持つのは自分だけ。

9.
□ステップ~相手への建設的な越境力を発揮する

・空気を読んだ上で無視できるかどうかがポイントになる。
 *空気を読まないのはよくない。空気は読むべき。そのときに、その場にいた1人1人がどういう価値観を持っていて、どういうことを考えていて、場の雰囲気はどちらに流れていくのだろうという空気は必ず読まないといけない。
 *その空気を読んだ上で、その流れが明らかに自分たちがしたい方向に対して不当であるとか、そちらの方向に進んだら自分が不幸せになる、そこにいる人たちも不幸せになるということ考えたら、その空気に対して、NOと言わなければならない。
 *人間は同調しやすい、自分は同調しやすいのだから、なるべく同調しないように心がけましょう、と思っているのと思っていないのでは大きな違いになる。
・上司は思いつきでものを言う。
 *『ピーターの法則』:どの会社でも管理職の2/3は無能である。会社は無能レベルに達する前の社員によって運営されている。
・「影響の輪」をいつも意識しよう
・交渉をクセにしよう
 常にいろんなことを分析して、提案をし続ける。相手と自分の間で細かいことを交渉し続けて、自分と相手双方がWin Winになるように少しずつやっていく。
 
10.
□影響の輪
 →『7つの習慣』の、影響の輪と関心の輪、を参照。
 ・アウトサイドイン
  *周りから言われたこと、環境対して従ってしまう。自分の関心の輪に、自分の影響の与えられないものがどんどん増えていっていてごいストレスになる。自分がこういったものがやりたいと思っていても自分がそれができないということを原因としてストレスになってしまう。
 ・インサイドアウト
  *自分の影響力を発揮しやすいところに自分の関心の輪を向けるとか、あるいは、自分自身が影響力を発揮するということを常に気を使って、主体性を発揮し続ける。
  *すなわち、自分が相手に対して影響力を与えられるかどうか、自分の環境に対して影響を与えられるかどうかということを常に考えて、毎日少しでもいいから自分の影響の輪を大きくできることというのを日々の行動習慣においていく。これによって意外といろいろなことが変わってくる。
  *自分が主体的にコントロールできる範囲を少しずつ広げていく努力を継続して行っていく。それは、家庭でも、職場でも、ふつうの人間関係でも同じこと。

11.
□ジャンプ~「断る力」で、自分と周囲の好環境を作る

・大切なのは、互いに断りあえる関係、すなわち、自分も相手も尊重できる仲間をふやしていく。
・互いに、得意・不得意があるからこそ、チームや組織はおもしろい。
・どうやったら、デコボコが補い合えるのか、自分の立ち位置を自分でプロデュースする。
・周りの人との切磋琢磨からこそ、自分の軸も確立し、磨かれていく。自分の相対的優位を活かす方向に自分のリソースを集中していくということをひたすら繰り返していく。

12.
□3.あなたにも、実は身につく「断る力」

 身近なところで訓練してみる。
・自分ができればやりたくないことを手帳に書き出してみる。書いてみる(言語化する)ということはすごく大事。
・同様に、自分がやりたいけどやれていないことを書き出してみる。
・やりたくないこととやりたいことを全部書き出してみる。書き出したものを自分のベンチマーク、軸としておさえる。
・例えば、上司から頼まれた仕事について、この軸と重ね合わせたときに、あわないあわないこと、いやなことは減らす提案をして、逆に、足りない部分については、こういうことを増やしたいというような提案をしてみる。
・飲み会など、行くかどうか迷ったら、とりあえず止めてみる。自分の時間を大事にするためにはどうしたらいいかを考えていくと、とりあえず止めてみる、という意識でいると、意外とうまくいくものである。

13.
□断ったことで嫌われる?
 断ることの最大のボトルネックとなるのは、嫌われることに対する恐れ。
・逆の立場になって考えてみる。
 *実は、断られても仕方がないと思って「ダメもと」で頼んでいることもある
・そして、礼を尽くして断ったくらいで嫌われるのだったら、「起きていることはすべて正しい」として、縁がなかった、と割り切る気持ちが大事。
・どうしても嫌われないように振舞おうとすると、多少、怯えというか卑屈な感じになってしまう。
・率直で対等な関係というのが基本ですし、逆に、率直で対等な関係がなかなか作れない人の場合には、(人はたくさんいるのだから、)必ずしもそういう人と深く付き合うというよりも、お互いに縁があったらそうなれるというぐらいに割り切ったほうがよい。

14.
□でも、断る力、はそれなりの劇薬
・いきなり、相手のメンツをつぶすような断り方は御法度(相手については必ず尊重しないといけない)
 *相手の依頼をよく理解し、感謝し、断る理由を真摯に説明する。
 *必要に応じて、代替案を出す。
・場合によっては、歯を食いしばって引き受けるときもある。
 *例えば、自分が新人(1年~3年)で、頼まれごとの評価能力が足りないとき。
 *理不尽と思える依頼でも、相手が信頼できる時。

15.
□「断る力」で新しいステージに立とう
・自分が影響力を発揮し、他人に貢献しやすい場所に特化する。
(自分の影響力の発揮しやすい場所、あるいは幸せの総量ということで、多くの人に幸せになってもらえる場所に特化する)
 *それがない段階では、どこに特化していくのか考えながら、軸を決めていく必要がある。
・自分の力と限界を知れば知るほど、謙虚になれるし、断ることができるようになる。
 *客観的な評価が高い人ほど、軸に特化しており、だからこそ、謙虚さを兼ねそなえている
・最後は、間違った考え方、社会にNOを言える力を持とう。おかしいことはおかしいと言える力を持とう。

16.
□4.本での社会貢献~Chabo!の仕組み。

・著者印税の20%を出版社天引きで、JEN(難民・災害地域の教育・自立支援しているNGO)に寄付。
・現在参加の著者は、勝間さんをはじめ10名。
・2008/5月~2009/1月で、約3400万円の寄付実績。
・スーダンに井戸1個作るのに、400万円くらいかかる。

17
□最後に
・「未来は過去の蓄積からしか決まらない」「起きていることはすべて正しい」が座右の銘です。
・今日話した内容について、何かピンときたこと、あるいは、こういうことをやってみようと思ったことについて1つでも2つでも実行してみてください。なんらかの形でちょっとしたことを断るとか、軸を持つとか、シゾフレ・メランコテストなどをやってみるという形で、行動をおこすことによって、自分の将来の軸というものを皆さん自身が作っていって、将来の私たちの子孫のために、より楽しくて幸せ度の高い社会を残せるように、「断る力」を発揮しながら、皆さんと協力していけれいいなと思っています。

18

[この後は、20分ほど、勝間さんと会場の皆さんの間でのQ&Aがありました(詳細は省略)]

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その後に、サイン会がありました。
サインの順番を待つ間ブログのKさん、Nさんと会えました(Kさんとは今日が初対面でした)。また、カツマー@大手町で会った方にも多数お会いできました。ありがとうございました。

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Chabo!

  • Chabo!
    Chabo!(チャボ)- 本で、もっと、世界にいいこと。