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2009年8月16日 (日)

『死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた』大津秀一著、致知出版社

目次
第1章 健康・医療編―死ぬときに後悔すること1
第2章 心理編―死ぬときに後悔すること2
第3章 社会・生活編―死ぬときに後悔すること3
第4章 人間編―死ぬときに後悔すること4
第5章 宗教・哲学編―死ぬときに後悔すること5
第6章 最終編―死ぬときに後悔すること6

お勧めということだったので、私も、読んでみました。
著者の肩書は、緩和医療医、とある。緩和ケアという、主にがんの末期の患者さんの心身の苦痛を取り除く仕事をしている医師のことらしい。患者の最期に立ち会うことが多い職業に就いている著者が遭遇してきた、「後悔」うち代表的な25について、とりあげてある。

はじめに、からちょっと抜粋、

 人間は後悔とは不可分の生き物である。 現実問題、私が見届けてきた患者さんたちは、大なり小なり何らかの「やり残したこと」を抱えていた。だからみな、程度の差こそあれ、後悔はしていた。 けれども、その後悔の程度には大きな違いがあった。単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。
 また、何百例もの症例が集積すると、ひょっとすると皆が抱えている後悔、人生でとき残す問題は、実はそれほど多様性がないのではないかとうことがわかってきた。要するに、人が後悔する内容は人類皆兄弟、だいたい決まっているのである。 だったら、終末期に皆が必ず後悔すること、それを前もって紹介し、元気なうちからやっておけばよいのではないか、そのような思いから生まれたのがこの本である。やり残したことを作らないために、健康なうちからやるべきことをすべてやってしまおう!そういう試みである。

自分は、こんな後悔はしないだろう、と思うものもあるが、考えさせられるものも多かった。

こんな後悔はしないだろう、というものは、「たばこをやめなかったこと」という後悔。現在、自分はたばこを吸わないし、今後も吸うつもりはないから、もし病気で死期が迫ったとしても、「たばこをやめておけばよかった(そうすれば、こんな病気にはならなかっただろうに)」という後悔はしないだろう、ということ。

一方、考えさせられるものというのは、いろいろな意味があるが、まずは、今からでも間に合うと思うが、すぐには難しいかなと思うもの。

「自分のやりたいことをやらなかったこと」、「夢をかなえられなかったこと」、「自分の葬儀を考えなかったこと」、「自分の生きた証を残さなかったこと」

などがそれにあたる。今すぐ、死期がきたとして、自分はやりたいことをやってきたとはいえないのではないか、夢をかなえたとはいえないのではないか、と思うから。でも、翻って、じゃあ、「自分のやりたいこと」って何なのか、「夢」とは何なのかと尋ねられた時に、今の自分では、返答に窮してしまう(これは、今の自分にとってちょっと課題です。)

それから、

「健康を大切にしなかったこと」

の項ではちょっと考えさせられました。普段から、特別、身体に悪いことをやっているつもりはないし、毎年健康診断も受けている(なので、まあ、それなりに安心)と思っていたが、通常の健康診断程度の検査では、がんの早期発見には無力であるとのこと。

 なので、私としては年に1かいの「ちゃんとした人間ドッグ」の受診をお勧めしたい。 通り一偏の健康診断に近い人間ドッグでは意味がない。やはり主要臓器をカバーしていることとPETという身体の広い範囲をスクリーニングできる検査を含んでいることなどが望ましいと考えられる...
 あくまで個人的意見として受け取っていただきたいが、私としては40代を超えたら年に一回くらいPETをしてみるのもよいのではないかと思う。しかしこれがはいっていると料金が最低でも十万円前後に跳ね上がるから、なかなか夫婦そろって毎年やるのは大変かもしれない。

早期発見こそが最良のがん対策法なのだそうだ。

はっきり言って、最初にお金を使うのかそうでないかだけの違いである。私からすれば、どうせお金を使うのだったら、治らない治療に大金をかけるよりも、早期発見に大金をかけた方が良いのではないかと思うのだ。しかも、根治するというおまけまでついてくるのだから。

あとは、

「おいしいものを食べておかなかったこと」、「行きたい場所に旅行しなかったこと」、「会いたい人に会っておかなかったこと」、「他人にやさしくしなかったこと」

などの後悔は、これからの心がけ・努力次第で後悔を小さくする(うまくいけば無くする)ことができそうなものです。

最後の、第6章は、

「愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと」

の章ですが、ここで取り上げられている話はちょっと、ぐっときます(感動します)。読んでいない方、全編読んで欲しいですが、最後に山場があります、とだけ書いておきます。

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コメント

haruさん、こんにちは。

この本、いいですよねぇ〜!!
私も最後の部分は、グッときましたよ。

自分が死ぬ時の気持ちなんて、きっとその時を迎えなければ
分かるはずなんてない、とも思うのですが、
ただ・・・、「1日一生」の気持ちを持って生きていれば
少なくとも、ひどい後悔はしなくて済むのかなぁ、って
思うんです。

死の瞬間も、確実に「今」と繋がっている訳ですから、
その事を忘れずに、日々を過ごしていきたいものです。

それと、私の場合ですが・・・
親、兄弟に後悔をさせてしまうような事もしたくないなぁ、って
この本を読みながら、しんみりとした気持ちになりました。

いつも、ありがとうございます。

>ペンギンオヤジさん

いい本、紹介いただきました。ありがとうございました。

こういう「死」を取り扱った本は、縁起が悪いと感じるわけではないですが、あえては、手に取ることが少ないので、... でも、読んでよかったです。

ここに書かれている、よく見られる”後悔”をしないように、普段から生活していきたいと思います。

普通に生活していると、平均寿命くらいまでは生きるだろうから、まだ大丈夫、みたいなところってありますよね。こういう考えは危険ということですよね。日頃からの準備、大切だと思います。

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